顕微鏡を使用した歯内療法など無痛治療で抜歯をしない歯科治療は四谷の澤田デンタルオフィス

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歯内療法専門医の医院情報,活動報告,そして歯内療法に関する最新情報を発信しています.

ある先生からのお手紙

先日,根管充填1年後の経過をみるため来院された患者さんのお話です.

患者さん自身が歯科医師なのですが,自分の歯の根の先に炎症があり,時々違和感を感じていたようです.
歯科医師であるが故に,再治療のリスクなども考え,「我慢できないわけではないので,このまま様子をみよう」と長年考えていらっしゃったようです.

いよいよ痛みがひどくなり,当院での治療を受けたのが昨年.

今年,来院されたときの一言が印象的でした.
「根尖病巣の不快感,メタルコアをはずすことを思えば我慢しようか,
我慢できないわけではない,と思っていた不快感が,おかげさまでスッキリ!
こんなに快適なものかと,体験できて良かったです.ありがとうございました.」

O先生,通院していただきありがとうございました.
先生のお礼の一言が私達の明日への糧になります.


更新日:2017年08月10日

第38回日本歯内療法学会テーブルクリニックの資料

先月の第38回日本歯内療法学会で発表させていただいた内容です.
当日,まとめ資料としてA4版の紙を100部用意していたのですが,あっという間になくなってしまい,「ゲットできなかったので,送って欲しい」という問い合わせを多数いただきました.

このブログでその時お配りしたものをアップします.
学会に参加してくださった先生方に申し訳ないので,テーブルクリニックの内容をすべて載せるわけにはいきません.
内容については,今後学会誌などの場を借りて皆様にお伝えしようと思います.



T-09 ネゴシエーションの新たな試み その2
澤田デンタルオフィス 澤田則宏


 

上の内容が,現在私が根管拡大に使用している方法です.
テーブルクリニックを聞かれていない先生にはこれだけではわかりにくいかもしれませんね.申し訳ありません.


本当に石灰化した根管をあけることはできませんが,本来の根管がある場合に今までより格段に時間の短縮が可能となります.
是非,次の考察(コツ)を読んで,トライしてみてください.
ただし,ファイルは折れます.折れないファイルはありません.
ですから,まず抜去歯で十二分に練習をしてから臨床で使ってくださいね.


考察 (コツ)
・ 実体顕微鏡下で手用ファイルを用いてネゴシエーションを行うと手指が視野を妨げることになるが,根管形成用エンジンを使用することにより視野が妨げられることなく形成が可能となる.
・ 根管形成用エンジンを使用することにより,ネゴシエーションから穿通までの時間が短縮できる.結果的に根管形成の時間が大幅に短縮される.
・ 今回使用した回転は,ファイルのねじれ破折を減らす効果がある.
・ 石灰変性している根管はあかない.どこかに根管があるのにファイルが入らないような症例ではネゴシエーションの一法として有用と思われる.
・ 根管の彎曲を考え,彎曲の反対側根管壁にプレカーブの弓状の部分を当てるようにする.軽い上下動を行い,決して強く押し込まない.



更新日:2017年08月09日

「マイクロエンド時代のガッタパーチャ除去」

日本歯科評論6月号に広島の吉岡俊彦先生が「マイクロエンド時代のガッタパーチャ除去」を発表されています.

20年前にマイクロスコープを使い始めたころ,あるベテランの先生が「見えても取れないのだから,意味がない」とおっしゃって,マイクロスコープを否定されました.
当時我々が考えたのは,「見えるのだから取る方法を考えよう」ということでした.

その後,様々な器具が考案され,ガッタパーチャの大半は除去することができるようになりました.
しかし,さらに先に取れない部分があることもマイクロスコープでわかりました.
2007年に発刊した「誰でも治せる歯内療法」の中でも,コーヒーブレイク「ガッタパーチャはとれない」と書いてます.
イスムスや側枝に入ったガッタパーチャは完全に除去することが難しいのです.

でも,それから10年が経ち,技術も器具もどんどん進化しています.
以前は難しいと思われていたガッタパーチャもかなり取れるようになりました.

「取る方法を考えよう」という我々の考えは間違っていなかったですよね.



更新日:2016年05月23日

慢性痛の脳内のメカニズムを解明

今日のニュースで「<慢性痛>脳内のメカニズムを解明」という記事が出ていました.
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160413-00000029-mai-sctch


自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)と山梨大学などの研究グループによる発表で,

「痛みの続くマウスの脳内では神経細胞の周りにある細胞群が活発化し、
接触を感じる神経回路と、痛みを感じる神経回路が途中で組み替わる異常が起きていることが分かった。
この異常のため、触られただけで痛みを感じた。」


そうなんです.
こういうことが口腔内でも起きていることがあるんですよね.

痛みが続いてしまい,半年,1年と我慢していると,
触っただけでも痛いと感じるようになっていることがあります.

患者さんには一生懸命その状態を説明するのですが,
「歯の治療から痛くなったので,歯の治療で治るはずだ」
と信じてしまっていると,この慢性痛のメカニズムについて理解しにくいようです.

痛みが長引くとこのようになってしまい,痛みがなかなか消失しない状態になります.
痛い時には我慢せず適切な処置を受けて下さい.
痛みが長引いておかしい,と思った時には主治医によく相談してください.
鎮痛剤などで痛みを感じなくさせるだけでも効果があるかもしれません.
それでも痛みが続くようなら,我々専門医のところへ紹介していただいても構いません.


痛みは我慢しないようにしましょう.
初期の急性痛であれば,痛みの原因がどこかにあるはずなので,適切な処置で楽になるかもしれません.



更新日:2016年04月13日

抜歯・小手術・顎関節症・粘膜疾患の迷信と真実


「抜歯・小手術・顎関節症・粘膜疾患の迷信と真実」という本が出ました。

いやぁ、読みごたえがあって面白いです。
編著は湯浅先生、安藤先生。エンド関係は宮下先生が書いてくれています。
しばらくこの本にはまりそうです。ありがとうございます。

歯科医師の皆さん、必読ですよ!(^_^)


更新日:2015年10月08日

澤田先生の新書「医師に聞けないあんな疑問」

澤田先生の新書 「医師に聞けないあんな疑問,医師が解きたいこんな誤解」が9月18日に発売されます.



澤田先生と言っても,私澤田則宏ではなく,妻の澤田めぐみ(内科医,キッズメディカル代表理事)です.

私も原稿段階からつまみ食い(つまみ読み?)をさせてもらいましたが,これが面白い!!!!

患者さんで誤解されている人も多いのではないか,という疑問が数多く掲載されています.
また,歯科医師で患者さんのこの疑問に全部答えられる先生がどれだけいらっしゃるでしょうか.

このチラシを見て,疑問に思われた方は一読の価値ありです.


本の読み方ですが,いろいろな活用法があると思います.
もちろん,最初から全部読破するのもいいですが,

・目次を見て,疑問に思うところだけをつまみ読む

・見開きの2ページになっているので,左側の「簡単に説明すると」のところだけを読む
 (これは結構ラクチンで,時間のない方にお勧めです.....^^)

・もっと詳しく知りたい人,特に医学生など医療に携わる人は,
 右側の「もう少し詳しく解説すると」を理解するとよいでしょうね.

・コラムやメモだけを拾い読みする.
 (これは,より理解を深めますね....)

・家庭の医学書として,家のリビングに置いておくのも良いですね.

などなど,活用法は多く,読み応えがありそうです.

是非,書店で手に取って見て下さい.
澤田デンタルオフィスでも見て頂けるように用意します.



タグ :著書


更新日:2015年09月06日

破折歯への対応

歯根破折は我々歯内療法専門医にとっても決め手となる治療法がなく,抜歯の適応となることが多い疾患です.

接着歯学の発展により,破折歯への治療法がいろいろ研究されていますが,治療法は確立されておりません.

そんなことをしっかり本にまとめてくれたのが,この「歯牙破折の分類・診査・診断・マネージメント」です.




石井宏先生がとてもよくまとめてくれています.
特に第1章の部分は私も全く同感であり,
多くの先生方に読んでいただきたいと思います.

石井先生も書かれていますが,接着法による歯牙保存を否定しているわけではありません.
是非これからも様々な角度から研究をして欲しいと思っていますが,
今現状で患者さんに対して行えることを客観的に判断する必要があると思います.

是非,ご一読ください.


更新日:2015年08月02日

患者さんからの御礼メール

先日治療の終了した患者さんから御礼のメールをいただきました.

治療すべき歯数が多く,治療期間も長期にわたりましたが,
毎回時間通りにしっかり通院してくださいました.
ありがとうございました.

頂いたメールは,治療をためらわれている患者さんにとって参考になると思います.
患者さんの了解を得て,そのまま原文を掲載させていただきます.

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 澤田デンタルオフィス
  澤田則宏先生

 今日もお世話になりました。
 どの歯も綺麗にして細かい根の先まで薬を入れていただきまして
 ありがとうございました。

 今までは根の治療と言ってもドクターが何をしておられるのか分からず
 未だ膿が出ている状態でも「この辺で…」と治療が終了してしまう事も
 ありました。その頃は患者が便利に情報を得られる時代ではなく 
 治療を選ぶ事も出来ませんでした。

 「歯チャンネル」を閲覧して 歯内療法の専門医がいらしゃるのを
 知りましたが そこは歯茎が腫れたり膿んだりを繰り返している人の
 行くところで まさか自分が専門医に診てもらった方が良い患者だなんて
 思ってもいませんでした。

 若いドクターに金属の土台を外されるのがとても怖くて そこから
 逃れるために澤田先生を紹介していただいたのが真相ですが
 こんなに丁寧に治療をしていただいて とても感謝しています。

 歯の根を画像で見せていただいたので具体的なイメージをもって
 歯や歯茎の手入れ 免疫力アップに気を付けていけそうです。

 澤田先生に こんなに綺麗にしていただいたので
 後は自分がガンバル!!!

 まだまだ寒い日が続きます。
 先生もスタッフの皆様も くれぐれもご自愛下さい。

 次回 来年一月 お葉書が届くのを楽しみにしています。
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毎回治療前後に丁寧なメールを送ってくださり,
私達スタッフにとってもとても励みになりました.

長期になりましたが,四谷まで通院してくださったことに感謝しております.
定期チェックで来年お会いできるのを楽しみにしております.

院長 澤田則宏


更新日:2015年01月12日

「変える」ということ

先週末にマイクロエンド2日間実習コースを主催しました.

このコースを受講した先生からメールをいただきました.
嬉しい内容なので,一部抜粋し,紹介させていただきます.

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懇親会でもお話させて頂きましたが今まで頭では分かっていても自分自身目を瞑っていた事、なんとなくは分かっているつもりだったけどモヤモヤしたものの形が少し見えてきて、今後の診療の取り組み方、根治に対する取り組み方を大変考えさせられました。

今まではどうしても唾液のコントロールが厳しい患者さんや舌が邪魔な患者さんぐらいにしかラバーを使っていなかったのですが、その重要性を再認識しました。しかしいつからうちのシステムでも取り入れよう?全ての根治のケースで可能か?月曜の朝悩みましたが、「今日から始めないと何も変わらずきっと日にちが経てば前の自分に戻ってしまう」と怖くなり、朝早く出勤、滅菌をして、その日9ケース根治があったのですがクランプがどうしてもかからなかった3ケースを除き6ケース全てにラバーを使いました。

時間はかかってしまい、患者さんとスタッフには迷惑をかけてしまいましたが、ラバーをつけるまでは確かに面倒ですが、かけてからは今までみたいに唾液や舌の存在を気にしたりする事がなくなったのでより治療に集中出来てやりやすい事にも気がつきました。

今までよりコストはかかってしまいますが取りあえずより上?いや、より本来あるべき治療に近づける様に勉強だと思って採算は
後々考える事にしました。自分の気づきに今回の先生のセミナーは本当に必要な事だったと実感しております。本当にありがとうございました。
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いやぁ,嬉しいメールです.

私達のコースが,先生の臨床に少しでもお役にたてたのだととても嬉しくなりました.


でも,一番スゴイのは,
「今日から始めないと何も変わらずきっと日にちが経てば前の自分に戻ってしまう,と怖くなり」
すぐに実行に移したM先生の決断です.

この実行力に脱帽です.
今までの臨床を変えるのは大変です.
一時的とはいえ,効率も悪くなり,ストレスがかかります.
しかし,それが患者さんにとっても大きなメリットになるのですから,
必ずその効果がでてくると思います.


私も先生を見習い,新たなことに日々チャレンジしていく気持ちを忘れないようにしたいと思います.
ありがとうございました.


更新日:2013年12月11日

#06Cファイル

根管治療で一番難しいのは,
Glide Pathを作る段階ではないでしょうか.

ここで本来の根管を逸脱してしまうと,
その後の治療は何をやっても上手くいかなくなります.


私の臨床もGlide Pathを作る段階に治療の大半の時間を費やしています.


さて,それではGlide Pathを作るのに使う器具は?


まず,#10のCファイルを私はパイロットファイルとして使用します.
ずっと昔(卒業したての頃)は#15から始めていたので,
今考えるとなんと無謀なことかと感じてしまいます.

#10のCファイルで穿通しない場合には,
#08のCファイルを使います.

#08のCファイルもここ10年ぐらいでかなり使用できるようになり,
最近では#10と同じような感覚で使えるようになっています.


しかし,#06となると話は変わります.
#06のCファイルはしなやかすぎてすぐに曲がってダメになってしまいます.
「なかなか使いこなせない」というのが今までの実感でした.



ところが,最近なんとなくこのファイルの特性・使用時の感触が分かってきました.
まだ数例ですが,#06のCファイルで穿通した症例で,
「これかぁ...」という感触があったのです.

文章では表現できないのですが,
「卒後26年目にしてやっとこの域に達したかな」
という感じです.

「先人達のスキルってすごいなぁ,まだまだ修行が足りない」
と感じている毎日ですが,
「少しずつ先輩達の域に近づいていきたい」
そんなことを考えている今日この頃です.


更新日:2013年08月07日

同業者の治療

今日の予約は朝から「歯科医師」「歯科医師」「医師」「医師」と続きました.



同業者の治療を嫌がる先生もいらっしゃいますが,
同業者から信頼されるというのは嬉しいですよね.

相手も治療内容をよくわかっているのですから,
術者にも緊張感がはしります.

でも,最近この緊張感が楽しくなってきました.....笑.


もちろん,一般の患者さんでも同じ緊張感で治療していますよ.
なぜなら,紹介元の先生は私達専門医の治療を評価しますから,
すべての症例が同業者の治療と同じなんですね.



来院してくれている皆様,ありがとうございます.
期待にそえるように,これからも一生懸命治療していきます.


更新日:2013年07月05日

根管治療の成功率は低いから抜歯?

先日来院された患者さんの話です.

「奥歯の根管治療は成功率が低いから,
抜歯してインプラントにした方がいいでしょう」と
説明を受けたそうです.


もちろん,患者さんの言葉ですから,
歯科医師がどのように説明したか,本当のところはわかりませんが,
患者さんがその様に受け取ったのは事実です.



根管治療の成功率って,そんなに低いのでしょうか?









そんなことはありません.
以前ブログにも書きましたが,
根管治療の成功率が,再根治になればなるほど下がっていくのは事実です.

しかし,だからと言って「抜歯してインプラント」という選択肢にはならないのです.


http://sawadadentaloffice.tamaliver.jp/e140251.html
http://sawadadentaloffice.tamaliver.jp/e140945.html



また,厳しい基準でみると,痛みが完全にとれていない,
エックス線写真で影が少し残っている,
というような理由で,『成功』とは判断されませんが,
口腔内では十分に機能している歯は結構あります.

生存率を調べると(成功率ではありません),
根管治療とインプラントで差はないという報告もあります.

生存率や成功率は,抜歯してインプラントという選択肢の理由にはならないのです.



講演会では何度もお話しているのですが,
いまだにその様な説明をしている先生がいらっしゃるようです.......残念です.


私はインプラントを否定しているわけではありません.
私達歯内療法専門医でも,残せない歯はあります.
抜歯後に次の選択肢として,インプラントを提示することは,
患者さんにとって大きなメリットです.

でも,抜歯前に歯を残すための手段を尽くしましょう.


多分,このブログを見て下さっている先生は
この意見に賛同して下さると思います.
是非,回りの多くの先生に伝えて下さい.


そして,患者さんへのメッセージです.
自分の歯は出来るだけ抜きたくないですよね.
私達は抜かないですむ歯を1歯でも多く助けたいと考えています.



更新日:2013年06月21日

根未完成歯の処置pulp revascularization

多くの先生方からメッセージをいただきました.
ありがとうございます.

個別にメールを送っていますが,
一部の先生のメールアドレスが誤っているのか,
メールが届かないようなので,ここで簡単にお答します.



Pulp Revascuralizationですが,
日本では知らない先生がたくさんいらっしゃいます.
でも,知らないでは済まないことなので,是非勉強してください.

現段階で一番最新情報は,米国歯内療法学会のHPにアップされています.
http://www.aae.org/uploadedFiles/Publications_and_Research/Endodontics_Colleagues_for_Excellence_Newsletter/ecfespring2013.pdf

日本語での解説は,現在商業誌および学会誌への原稿を執筆中です.
今しばらくお待ちください.



更新日:2013年06月19日

衛生管理(グローブ)

当院での衛生管理に関する話です.


当院では,診療中にはグローブをしています.
私が学生だった頃は,まだ素手で歯科治療を行っており,
グローブをしていると,「なにこの先生!」みたいに思われました.
(20数年前の話です.....^^;;)


でも,今はグローブをしないで治療していると,
患者さんから不信感を抱かれてしまうかもしれませんね.



とはいえ,グローブも医院によって使い方がまちまちです.

ある先生は,「患者さんごとにグローブの上から手洗いをし,
そして次の患者さんを診ていたら,
患者さんから『グローブ替えないのですか?』と指摘されてしまった」とおっしゃっていました.
「やはり患者さんごとにグローブを替えるべきなのだろうか」と.....

グローブを替えるとそれだけでコストがかかりますから,
歯科医院としては大きな問題です.







でも,患者さんの身体を預かる医療ですから,
ここはコストを削減できません,
というのが当院の考え.


当院では,一旦席を外して,他の患者さんを診たり,
カルテ入力などをするために,一旦席を外した場合には,
同じ患者さんでも新しいグローブに取り替えます.

すると,半日でチェアーサイドに置いてあるグローブ用のゴミ箱は,
グローブの山になります.......





エコではありませんが,
このような医療廃棄物って,結構あるんです.

でも,自分達が受けても納得のいく治療を,
患者さんにも提供したいですよね.

これが私達の考えです.




更新日:2013年05月03日

歯を残すか?抜歯してインプラントか?

先日の話です.

ある患者さんとの会話で,
「歯を残すためにはマイクロスコープを使った根尖切除術(オペ)の適応だと思います.
しかし,再オペになるので,リスクも伴います.
また被せてあるものが古く,境目からむし歯による細菌漏洩があると,
オペをしても再発する可能性があります.
被せものを外して,再根管治療を行うのも一案ですが,
太くて長い築造体の除去にはリスクを伴います.」
というようなお話をし,治療方針の相談を致しました.

その時,治療を見学に来ていた先生から,
「リスクを伴い,費用もかかるので,
それならインプラントの方がいいのでは?」
という意見がでました.


さて,皆さんはどう考えますか?




もちろん,オペをしたら治癒して欲しいのですが,
残念ながらオペの成功率は100%ではありません.
(もともと,100%の治療なんてありません.)

どのような治療でもリスクを伴います.
簡単な歯科治療でもリスクはあるのです.

そのリスクは,医療従事者と患者さんと共有する必要があり,
患者さんには内容をしっかり理解していただき,
我々医療従事者はリスクを最小限にするよう,しっかり治療する義務があります.



この症例,自分の家族だったら,....私はインプラントを第一選択にはしません.
自分が受けたい治療,家族にも行える治療,
それを患者さんにも提供しています.
できるだけ自分の歯を残したいのです.
どうしても残せなかったとき,.....次の選択肢としてインプラントなどを考えます.

歯を残す治療にリスクがあるから,
同じぐらい費用がかかるならインプラント,.....とは考えません.
(インプラントにもリスクはありますしね.)


皆さんはどう思われますか?


更新日:2012年03月15日

あたりまえ

先週末に二日間の実習コースを受講していただいた先生方から,
「とてもためになった」という嬉しいメールをいただいております.
ありがとうございます.



その中の,ある先生からのメールで
とても大事なことが書いてありましたので,
先生のお許しを得て,転載させていただきます.

---------------------------------------------------------------
今回の先生のセミナーは、基本から実際の臨床までの内容を、丁寧に・わかりや
すく教えていただけましたので、とても感謝しております。吉川先生にもとても
お世話になりました。アッと言う間の2日間でした。
私の好きな言葉に「あたりまえが一番難しい」、「あたりまえを積み重ねると特
別になる」というものがありますが、まさにその通りだと思いました。
----------------------------------------------------------------

そうなんですよね.
「あたりまえ」のことをしっかりできるかどうか,
「そんなのあたりまえ」と言っている人にはわからないんです.

「あたりまえ」のことを積み重ねることがどんなに大変か,
それができるっていうことはすごいことだと思います.

メールをいただいた先生はそれがわかっているので,
きっと「あたりまえのことを積み重ねて」
「特別」な域に達すると思います.


私達もまだまだ未熟です.
これからも精進していきます.
「あたりまえ」のことをしっかりと行っていきたいと考えています.


「あたりまえ」......この言葉,肝に銘じておきます.
ありがとうございました.


更新日:2012年02月21日

名医とは?

先日このブログで紹介した患者さんからまたメッセージをいただきました.
http://sawadadentaloffice.tamaliver.jp/e180672.html

今回のメッセージは「名医って何だろう」という内容でした.
とても良い話が書いてあるので,ここで一部ご紹介致します.

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昨今、この名医ってなんだろうと思うようになりました。○○先生(実際にこの患者さんを治療してくれた私の先輩です)や、また澤田先生のように高い技術をお持ちの先生はもちろん名医だと思います。一方、ホームドクターのようにご自身の力量や専門を踏まえたうえで、なお患者の意向を汲んでくださる、そして他の先生を快く紹介してくださる先生もまた、名医なのではないかと思うのです。先生方のリレーションシップというか…

もう30年も前になりますが、10代で前歯を折り、歯の治療のなんぞやもわからなかった私は「歯を抜いてしまうのか」と当時かかっていた先生にお聞きしました。そのときの先生のお話・説明で今でも鮮明に覚えていることがあります。
「僕は歯医者だから歯を抜くのは簡単なんだ。でも歯は爪や髪と違って一度でも削ったり、まして抜いてしまっては二度と元通りにはならないよ。あなたの歯を抜いてしまうのは歯医者として僕の負けなんだよ」

今思うと、あの先生も名医だったなあ、と思うのです。もう高齢になられて診察に出られることは少なくなったとのことですが、実家の母が検診に出向いたところ「○子さんはどうしていらっしゃいますか?」と。今でも覚えてくださっているのでしょうか。上顎前歯2本、まだ健在です。
-------------------------------------------------------------------------------


いやぁ,良い話ですね.
この大先輩の先生,本当に名医だと思います.
「歯を抜いてしまうのは歯科医師としては負けなんだ」
という言葉.確かにその通りですね.
私も今一度肝に銘じておきます.

自身の力量や専門を踏まえ,患者さんのために最善の道を提案する先生,
この先生も名医だと思います.


私もこの大先輩の先生のようになるべく,日々研鑽を怠らず,
皆様により良い治療を提供していきたいと思います.


良いお話をありがとうございました.


更新日:2011年09月08日

歯科用CTブーム?

先週末,日本歯内療法学会で発表をしてきたことは報告しました.

今回の発表はテーブルクリニックという形式でしたので,
30分の講演を2回行うというものでした.

通常の口頭発表ですと10分ぐらいの発表時間になるので,
テーブルクリニックは少し長めにお話できるというメリットがあります.
しかし,聞いていただく先生の数は限られてしまうのが難点です.

今回のテーブルクリニックでも座りきれない程の先生方が集まって下さいましたが,
はたして私の言いたいことが伝わっただろうか?
と心配しておりました.

しかし,その心配は無用でした.


ここ数日何人かの先生からメールを頂いております.
とても良いことが書いてあるので,
ここで一部紹介させてもらいます.

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先日開催されました日本歯内療法学会学術大会のテーブルクリニックにおいて
コンビームCTはどのようなときに撮影するかに関して
貴重な情報をご提供下さりありがとうございました。

本院ではコンビームCTが設置されている歯科放射線科に
検査依頼を行って撮影しておりますので、
歯内治療を行うとき、コンビームCTが手元にあって「手軽に」使えたら
どんなに便利であろうかといつも思っていた小生は、
先生のご講演を拝聴して、
もう少し冷静になる必要があるなと反省致しました。

マイクロスコープなどは患者さまへのデメリットは全くありませんが、
コンビームCTは患者さまの被曝という重大な問題があります。
撮影対象のガイドラインはぜひとも必要であると痛感致しました。



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 先生のテーブルクリニックに大変感動しました。
かねてより最近のCTブームに悪のり(?)した
「なんでもCT撮影」の風潮に疑問を持っていました。
たしかにCTは我々のレントゲン写真のイメージを
変えてくれましたが、やはり被曝することには
間違いなく、その危険性はすぐに表れないだけに
検証のしようもなくうやむやに済まされると危惧
しています。 そんな現状に先生のような指導的
立場の先生から、しかも、CTを自院に備えている
にも関わらず、警鐘を鳴らされたのはとても勇気
ある、大きな意味のある講演でした。
 心からの敬意を表します。



----------------------------------------------------------------------


このようにしっかり私の話を受け止めて下さる先生方いらっしゃることに,
私はとても勇気づけられました.
歯科用CT,画期的な装置です.
だからこそ,間違った使用をしないようにしていきたいと考えております.

エックス線写真ですから,被曝であることには変わりありませんが,
今問題となっている原発の被曝と,医療の被曝は違います.
エックス線写真を撮影するのには患者さんの同意が必要です.
そして,その被曝量以上に患者さんにメリットがなければ
その撮像自体が正当化されません.
むやみにCTを撮影せず,本当に必要な場面でCTを使用していきたいと思います.


当院では撮影前にその撮影が必要である理由を説明し,
患者さんの同意を得た上で,エックス線写真撮影を致します.
もちろん撮影したエックス線写真はしっかり隅から隅まで読影し,
その結果を患者さんに分かりやすく説明しています.




更新日:2011年08月03日

患者さんの声「自分の歯を維持できる幸せ」

私の患者さんではないのですが,
嬉しいメッセージをこのブログに残して下さった方がいらっしゃいます.

私の医局の先輩の医院で治療を受け,
その治療内容についてコメントをいただきました.
その方にこのブログでの紹介についてご了解を得ましたので,
紹介させていただきます.

--------------------------------------------------------------------------------
1本の歯を残すことを、
ここまで真剣に考えてくださる先生方がいらっしゃることに、
本当に感謝いたします。

時間的にまた経済的に多少負担が大きくなっても、
自分の歯を維持したいと願う患者は私だけではないと思います。
先生方の高い技術と理念が、
若い世代の先生方にも広がって頂きたいと切に願っております。

そして何よりも、自ら日常のケアに、一層気をつけていこうと思います。
--------------------------------------------------------------------------------

いやぁ,こういうメッセージ嬉しいですね.
私達歯科医師は,患者さんが美味しく食べて,
笑って会話ができること,そしてその状態を長く維持すること,
を考えて,日々治療にあたっています.

大事な歯を一本でも残したいと真剣に考え,
治療にあたっていますが,
このようなメッセージを頂くと,本当に嬉しくなります.
また明日からがんばろう,という気力がわいてきます.
ありがとうございました.




更新日:2011年08月01日

「抜歯するしかない」と言われた症例

他院で「抜歯するしかない」と言われた症例です.

初診時のエックス線写真です.


大きな透過像が認められ,
歯根破折も疑われます.
歯根破折していた場合には,
我々専門医でも残すことが難しいことを説明し,
治療を開始しました.


穿孔部封鎖処置を含めて,計3回ほど通院していただき,
根管充填まで行いました.


根管充填時のエックス線写真です.


遠心舌側根管は,前の治療で根管を逸脱しており,
本来の根管にファイルを入れることが出来ませんでした.
それでも細菌感染が取り除かれていれば,
問題なく経過することをお話し,定期チェックをさせてもらうことにしました.


術後14ヶ月のエックス線写真です.


骨がキレイに再生されていますね.
経過は良好で,患者さんもハッピーです.   
抜かなくてよかったですね.


更新日:2011年07月08日

院長 澤田則宏ブログ
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