顕微鏡を使用した歯内療法など無痛治療で抜歯をしない歯科治療は四谷の澤田デンタルオフィス

本文へこのページの本文エリアへ。アクセスキー 「u」。

SAWADA DENTAL OFFICE
  • トップページ
  • 当院のご紹介
  • 治療法について
  • 院内設備
  • よくあるご質問
  • アクセス

歯内療法専門医の医院情報,活動報告,そして歯内療法に関する最新情報を発信しています.

日本歯内療法学会

日本歯内療法学会に参加するため長崎に行ってきました.

金曜日に学術委員会があったため,金曜の朝東京を発ち,
土曜日と日曜日の学会に参加してきました.

学会ではテーブルクリニックで,
CT撮影についてお話させていただきました.
日本歯内療法学会

低被曝ということでCBCTが歯科領域で使われるようになりましたが,
何に対して低被曝かというと,医科用CTに比べて低被曝というだけであり,
従来の歯科用エックス線写真に比べれば,
被曝量はかなり多くなります.
(機種や撮影方法によって被曝の実効線量が変わります.)

そこで,歯内療法ではどのような場面でCTを撮影すべきなのか,
私の臨床経験からお話をさせていただきました.

結論を言うと,歯内療法でそんなに撮る場面はありません.
全ての症例で撮るべきだ,という先生もいらっしゃいますが,
患者さんのメリットと被曝量を天秤にかけると,
それは正当化されないと思います.

学会としても歯内療法におけるCBCTの撮影について
ある程度の指針をだすべきではないかと提案させてもらいました.
大事なところなので,是非しっかり学会が考えるべきところだと思います.


その他の講演もしっかり聞いて勉強してきました.
シンポジウムでは戸田一雄先生が
難治性疼痛について,生理学的に解説してくださいました.

原因不明の慢性痛,当院でも診療していますが,
その状態を生理学の分野から分かりやすく解説していただき,
痛みへの理解が深まりました.
日本歯内療法学会

残念ながら特効薬はないかもしれませんが,
信じて治療に通って下さる患者さんは皆さん良くなっていきます.
その理由も頭の中で整理され,とても勉強になりました.


また,中島美砂子先生は歯髄再生療法について講演してくださいました.
実は私も一時期「象牙芽細胞の分化」を夢見て実験していたことがあります.
残念ながら私の実験は上手くいきませんでしたが,
その夢が中島先生のところでは現実になってきているのだと実感しました.
日本歯内療法学会

是非,歯髄の再生を近い将来臨床で行えるような研究を進めていただきたいたいと思います.


今回の学会は日韓共催の大会であったため,
韓国の友人にも会うことができました.
彼らも素晴らしい研究をしていました.

医療はどんどん進歩します.
今正しいと思われていたことが,
10年後にはひっくり返っている可能性だってあります.
私達は日々の研鑽を怠らず,
最新の歯科医療を提供していきたいと考えています. 



同じカテゴリー(活動報告)の記事画像
お花
第71回マイクロエンド2日間実習コース
第27回アドバンスドコース
モリタ塾 10周年特別講義
日本歯内療法学会シンポジウム
第44回日本市内療法学会学術大会
同じカテゴリー(活動報告)の記事
 第72回マイクロエンド2日間実習コース (2024-02-26 10:00)
 お花 (2024-02-15 15:52)
 第71回マイクロエンド2日間実習コース (2023-11-20 08:29)
 第27回アドバンスドコース (2023-10-09 19:24)
 モリタ塾 10周年特別講義 (2023-08-07 07:09)
 日本歯内療法学会シンポジウム (2023-07-09 21:23)

更新日:2011年07月31日

院長 澤田則宏ブログ
ご予約・お問い合わせは 03-3341-4618
歯科医師の先生方はこちら 紹介方法&セミナー案内
とうきょうキッズメディカルスクールホーム
削除
日本歯内療法学会